在留ビザ更新を忘れてしまった!!

日本で働く外国人にとって、とても大切なビザ。更新の手続きを忘れないようにと何度も念を押されていたはず。しかし、うっかり更新を忘れて在留ビザの期限が切れたまま、日本にいる事に気づいた外国人の社員が、会社に相談してきた場合、会社はどのように対応すべきでしょうか。

自主的に出入国在留管理局へ

とにかく、外国人本人が一刻もはやく、自主的に出入国在留管理局に出向き相談を受ける必要があります。相談の際にはパスポートと在留カードを持参し、在留期限の更新を忘れた経緯などをあらかじめ書面にまとめておくとよいでしょう。

緊張し動揺した外国人本人が、うまく説明できない場合もあるので、会社の人事担当者も一緒に同行してあげることも考えてあげてください。相談後は担当官の指示に従ってください。

ただし、出頭申告をしても、法違反の状態は解消されるわけではありません。法務大臣から特別に在留が認められない限り、入管法に違反している状態に変わりはありません。
そのため、法務大臣の判断がくだされるまでは,原則的には,就労も認められていませんので,引き続き働かせていると入管法違反により摘発されることもあります。

出国命令

法務大臣のどのような判断が出るかは、ケースバイケースですが、「出国命令」が出されることが想定されます。出頭された方の状況(パスポートの所持の有無など)で異なりますが,地方出入国在留管理局等に出頭してから出国命令書の交付を受けて出国するまでは概ね2週間程度の日数を要するものと考えられますので,帰国用の航空券等を予約する際には注意してください。

出国命令により出国した者の上陸拒否期間は,出国した日から1年とされています。

とにかく大切なことは、在留資格更新許可の申請を絶対に忘れないこと。在留期間満了の3ヶ月前から受付されますので、余裕を持って申請してください。そして、外国人を雇用する会社の人事担当の方も、外国人の在留資格の期限については、きちんと把握し管理しておく必要があります。

在留期間の特例

余裕を持って申請を行った場合でも、様々な理由で、許可が下りる前に期限が切れることがあります。「うわー、ビザの期限が切れて不法滞在になった。」と焦るかもしれません。しかし、このような場合は、大丈夫です。「在留期間の特例」という制度があります。これは、申請をしていれば、「在留期間」の満了日から2ヶ月を経過する日までは、適法に日本に在留できるというものです。この期間内に、入国管理局で許可、不許可の審査が行わることになります。

ただ、この特例は、取得している在留資格が30日以下の場合は、適用されませんので、注意が必要です。

まとめ

とにかく、在留資格更新は、3ヶ月前から受付されるので、余裕をもって申請しましょう。もし、万が一、「ビザの期限が切れた!!」ということになってしまったら(※本当にあってはならないことですが・・)、1日でも早く、自主的に出入国在留管理局へパスポートとビザを持って、相談に行ってください。